マンハッタンの片隅の、気さくな学際交流会

2018年9月15日 16:00

【9月】勉強会開催

2018年09月15日 16:00
2018年07月28日 14:00

【7月】勉強会を開催しました。

 
たくさんのご参加、ありがとうございました!
 

たくさんの事前のご質問と当日のご参加、ありがとうございました!

 

「古生物学者が観るJurassic Park と World」

渡辺 彰伸さん (Assistant Professor of Anatomy, New York Institute of Technology, College of Osteopathic Medicine)

三畳紀から白亜紀の末、1億5000万年という長い間、恐竜は大陸の支配者であった。6600万年前、大量絶滅により恐竜の時代が幕を閉じてしまったが、200年ほど前から、古生物学者により多彩な恐竜の存在と正体が判明、化石として地上にまた姿を見せた。そして、1993年の夏、一本の映画が恐竜学に爆発的な影響を及ぼした。映画「ジュラシックパーク」は、以前の復元を遥かに超えた恐竜の姿を大スクリーンに蘇らせ、新たな「恐竜ブーム」を世界中にもたらした。その後、恐竜の人気と研究活動は大幅に上がり、当時の私も含め、恐竜専門家を目指す人の数も増えた。映画公開の25周年、そして新作の「ジュラシックワールド」第2作目の公開をきっかけに古生物学者の視点から観た「ジュラシックパーク」シリーズを明らかにします。これらの映画に出演している恐竜の復元は、どの程度正確なのか?発掘調査は、実際どのような仕事なのか?太古の遺伝子を使い、恐竜を復元することは可能なのか?私の研究と最新の情報を紹介しながら、映画と恐竜についての質問にお答えします。


詳細を読む: https://jass-newyork.webnode.com/news/a20180728/

【9月】勉強会を開催しました。  

たくさんのご参加、ありがとうございました!

 

「データドリブン・サステナビリティ ―より安全で持続可能な次世代のデジタル社会をどう作るか?-」

中村 正人さん (Assistant Professor and BTech Coordinator, City Tech, CUNY)

私たちのエネルギー・環境シミュレーションラボでは、地球環境学、シミュレーション工学、工業デザインの知識をベースにして、より安全で持続可能な次世代のデジタル社会をどのように実現していくかを研究しています。今日のサステナビリティ研究は、地球温暖化や環境汚染等の諸問題が主流となっています。しかし、100年後の未来に人類が消費するエネルギーや物質がどのように最適化されるべきかを技術面・社会面から総合的に研究しているケースはまだ少なく、それらエネルギー・物質の消費と情報のフローを等価に扱う研究はまだまだ始まったばかりです。本講演ではあらゆるセンサーからデータをどのように獲得し解析するか、情報インフラを含めた包括的なスマート・シティ技術を中心に「データドリブン・サステナビリティ」のプロジェクトを紹介します。