マンハッタンの片隅の、気さくな学際交流会

2018年4月21日 16:00

【4月】勉強会開催

2018年04月21日 16:00

【4月】勉強会を開催しました。

たくさんのご参加、ありがとうございました!

 

「オバマケアだけじゃない〜ビッグデータもゲノムも

 ハーバード公衆衛生大学院が見つめる次世代ヘルスケア」

松本 晴樹さん (Havard T.H. Chan School of public health)

Google、Microsoft、IBM、GE、武田薬品の拠点構築に続いて、
医療機器大手のフィリップスまでもがボストン中心部へのHQ (本社)
移転を発表。一昔前のシリコンバレーを彷彿とさせる
ヘルスケア・テック・クラスター、ボストン。
JAMA 2017 318(22)では転移性乳がんの病理所見の読み取りで、
AIが人間を上回ると報告されたが、優勝したAIを作ったチームは、
ハーバードとMITの合同だった。ボストンでは何が起きているのか。
 
公衆衛生と聞くと、「水を綺麗に」「感染症対策」などが浮かぶかも
しれないが、ハーバード公衆衛生大学院 (School of public health)では、
医療ビッグデータからランダム化比較試験(RCT)に匹敵するエビデンス
を見出す因果推論、機械学習/深層学習のゲノム医療への応用からオバマ
ケアの鍵となった医療経済学まで幅広く教え、現代社会をいかに健康に
するかを教えている。短時間だが、その一端をご紹介したい。