【2月】勉強会を開催しました。
たくさんのご参加、ありがとうございました!
「蛋白質の構造にもとづいた創薬とがん研究 」
小沼 剛さん (Icahn School of Medicine at Mount Sinai)
2017年のノーベル化学賞にクライオ電子顕微鏡を開発した研究者が受賞した。クライオ電子顕微鏡は蛋白質の構造解析に特化した電子顕微鏡である。蛋白質の構造解析方法には、電子顕微鏡の他に、X線や核磁気共鳴(NMR)を利用する方法がある。実は、これらの手法を開発した研究者達も過去にノーベル賞を受賞している。なぜ、蛋白質構造解析技術はそれほど評価されるのか?それは蛋白質の構造が多くの情報をもたらし、科学や医療の発展に大いに貢献するからである。本講演では、蛋白質構造について基礎の基礎からお話し、がん研究や創薬研究にどう繋がるのかを紹介する。また、巷で話題のファスティングダイエット、酵素ドリンク、遺伝子組換え食品、MSGフリー、グルテンフリーなど、私が日頃疑問に思っているトピックについて、蛋白質研究者の立場からコメントしたい。
※【喫煙が及ぼす健康障害~基礎知識から呼吸器疾患を中心に~、小川 史洋さん】は、都合により下記の演題に変更になりました。
「トラスレーショナルリサーチの現状とこれから」
渡邉 真さん (Icahn School of Medicine at Mount Sinai, Cardiovascular Research Center)
「有機化学:世界最小のモノづくり」
岩田 隆さん (Columbia university)