マンハッタンの片隅の、気さくな学際交流会

2018年7月28日 14:00

【7月】勉強会開催

2018年07月28日 14:00

【7月】勉強会を開催しました。

 
たくさんのご参加、ありがとうございました!
 

たくさんの事前のご質問と当日のご参加、ありがとうございました!

 

「古生物学者が観るJurassic Park と World」

渡辺 彰伸さん (Assistant Professor of Anatomy, New York Institute of Technology, College of Osteopathic Medicine)

三畳紀から白亜紀の末、1億5000万年という長い間、恐竜は大陸の支配者であった。6600万年前、大量絶滅により恐竜の時代が幕を閉じてしまったが、200年ほど前から、古生物学者により多彩な恐竜の存在と正体が判明、化石として地上にまた姿を見せた。そして、1993年の夏、一本の映画が恐竜学に爆発的な影響を及ぼした。映画「ジュラシックパーク」は、以前の復元を遥かに超えた恐竜の姿を大スクリーンに蘇らせ、新たな「恐竜ブーム」を世界中にもたらした。その後、恐竜の人気と研究活動は大幅に上がり、当時の私も含め、恐竜専門家を目指す人の数も増えた。映画公開の25周年、そして新作の「ジュラシックワールド」第2作目の公開をきっかけに古生物学者の視点から観た「ジュラシックパーク」シリーズを明らかにします。これらの映画に出演している恐竜の復元は、どの程度正確なのか?発掘調査は、実際どのような仕事なのか?太古の遺伝子を使い、恐竜を復元することは可能なのか?私の研究と最新の情報を紹介しながら、映画と恐竜についての質問にお答えします。